■はじめに:2025年は「住まい」が最大のテーマ
2025年の家計を一言で表すなら、
「住まいへの投資を決断した1年」
でした。
子供の成長に伴い、これまでの賃貸では手狭になってきたこと、そしてFIRE後の生活も見据えて住居の安定性を考え、中古物件の購入という大きな決断をしました。
■2025年家計サマリー(結論)
まずは、年間の収入・支出のまとめです。
・総収入 : 759万円
・年間支出: 313万円
・年間収支:+455万円
・貯蓄率 : 約60%
年間支出の内、新居引越しに伴う費用(家具、自治会費等)が約50万円を占めています。実質の生活費は、およそ250万円程度です。
総収入は手取りです。各種税金、社会保険料、任意保険料は引かれた後の金額になります。
■月間収支推移

収入の大まかな内訳は以下のとおりです。
・給与 :540万円
・遺族年金 :136万円
・子ども手当: 24万円
・配当金 : 13万円
・その他収入: 46万円
※その他収入は、主に引越し祝いによるものです
■中古物件購入の背景
中古物件購入に踏み切った理由は主に3点です。
・子供の成長と住環境
・FIRE後の社会的信用低下リスク
・住宅所有による精神的安定
特に、FIRE後は賃貸審査が通りにくくなる可能性を現実的なリスクと捉え、「生涯賃貸を前提」として生活設計するよりも「住まいを確保する」安心感を重視しました。
■購入物件詳細
物件は郊外の築30年戸建て住宅ですが、綺麗に管理された大手ハウスメーカー施工の家屋です。トイレ・浴室等の水回りもリフォーム済みで、転居に際しての追加費用は発生しません。
立地に関しても、
・子供の通学に好条件(転校もなし)
・近所にスーパーあり
・実家の近く(緊急時の援助が期待できる)
と個人的な必須条件を全て網羅しています。
内覧の結果も問題はなく、他の条件を勘案しても、購入するならここしかないという状況でした。
■値引き交渉
物件価格の売出し価格は1,200万円でしたが、1千万円なら即決する旨伝えて、買付証明書を提出しました。
これに対して不動産側は、
「本物件は大人気で内覧の予定が多く入っている」
「定価ですぐに売れてしまう可能性が高い」
「公開直後で値下げは厳しい」
という反応で、当初値下げに否定的でした。
私としては、既に本物件が大本命で、内心では売れてしまったら困ると思っていましたが、
「近所の建売物件とどちらにするか悩んでいる」
「売れてしまった場合は縁がなかったと諦める」
と強気に交渉し、主導権を握るよう努めました。
さらに、
「来週に建売物件の内覧に行く予定」
「新築を見てしまったら、中古物件を買う気がなくなるかもしれない」
「内覧の結果、建売物件を選んでしまった場合は申し訳ない」
旨伝えると、1週間で結論を出すので、建売物件の内覧はそれまで待ってほしいと、前向きな対応に変わりました。
その後、五十万円、百万円刻みで、値下げ提案がありましたが、全てお断りし、最終的に私の希望価格の1千万円で購入することができました。
中古物件の値引き相場は、良くて10%程度といわれている中で、17%近い値引きを申し出るのは、少し非常識だったかもしれません。
とはいえ、あまりに相場からかけ離れた提案だった場合は、相手にされないと思いますので、上手く駆け引きができたのではないでしょうか。
・不動産閑散期に交渉したこと
・売主側の事情で売り急いでいたこと
・他社管理の建売物件との2択で検討していることを強調したこと
おそらく上記のような要因がかみ合った結果、大きな値下げの成功に繋がったのだと思います。
■中古物件購入に係る費用
| 事由 | 費用 |
| 住宅・土地費用 | 1,000万円 |
| ローン手数料 | 24万7500円 |
| 仲介手数料 | 40万1000円 |
| 固定資産税 | 2万4958円 |
| 司法書士費用(所有権移転) | 13万2100円 |
| 司法書士費用(抵当権) | 11万1424円 |
| 借家退去費 | 5万円 |
| 合計 | 1,096万6982円 |
※借入額1,100万円(諸経費込みフルローン)
金利:0.68%(変動・SBI新生銀行)
返済期間:35年
※固定資産税は売主と折半(居住以降分を支払い)
■賃貸時代とのコスト比較
●以前の住居
・家賃 :4万5000円
・住宅手当:1万7000円
・実質負担:2万8000円
●現在の住居
・ローン返済:約3万円(ボーナス払いなし)
・固定資産税・将来の修繕費:別途
・住宅ローン控除:10年間
将来的に、家屋の修繕費が想定されるものの、月々のキャッシュフローはほぼ変わらず、固定資産税は当面住宅ローン控除で相殺されます。
その上で、FIRE後の住居問題は解消され、広さ、設備、暮らしやすさ等、住環境についても大幅に向上し、生活満足度は明らかに上がりました。
■フルローンという選択
現金による一括購入も可能な状況で、頭金を入れずフルローンにした理由は下記2点です。
・低金利(0.68%)
・投資期待リターンとの比較
日本は金利上昇局面ですので、将来的に返済金利は間違いなく上がると予想されますが、投資期待リターンの方が圧倒的に高いと個人的に考えています。
住宅ローンは、見方を変えれば投資資金を低金利で借り入れるものと捉え、ローンにかかるコストを払ってでも、資産運用を優先させた形です。
■中古物件購入は正解だったのか
私が購入した中古物件は「負債」だと考えています。
有名な書籍「金持ち父さん貧乏父さん」でも、利益を生むものが資産、支出を生むものが負債といわれています。
経年劣化により修繕費がかかり、固定資産税が発生することに加え、値上がりが期待できない郊外の中古物件は、間違いなく「負債」だといえます。
とはいえ、持ち家・賃貸問わず、住居費用は、生きる上で必ず必要な支出です。
・実質住居負担は賃貸時と大差なし
・住環境は大幅に改善
・FIRE後の住まいに困らない安心感
数字面でも精神面でも、個人的には中古物件購入の判断は「正解だった」と感じています。
精神的に満足しているからこそ、今後、想定外の支出が発生した場合にも、快適な住居環境に必要な「浪費」だったと納得できるはずです。
■まとめ
2025年の収入・支出を振り返ると、
・生活支出を上手く抑えることができた
2025年の実質生活支出は約250万円で、2024年は約300万円。
・中古物件購入はバランスの良い支出だった
キャッシュフローを傷めずに、住環境を整えた上で、将来の不安を解消した。
・資産規模が拡大するにつれ、投資の重要性が増す
引越し祝い金を除いた家計収支は約+400万円、投資収益も約+400万円。
と感じています。
来年度からは長男が中学校に進学するため、間違いなく支出は増加しますが、引き続き、無理のない範囲で倹約を続けていこうと思っています。